リレー回路との違い

ラダー図は、リレー回路をもとに作られています。動作はほとんど同じです。基本的動作に違いがあれば大変です。もしそうであれば、リレー回路の説明はしません。しかし、気付き難い小さい違いがあります。

○リレー回路との違い

ラダー図とリレー回路の違いですが、ラダー図では、データ処理や文字列処理など、いろいろでてきますが、リレー回路ではできません。これは当たり前です。ここでの違いは、同じ動作に対しての違いです。

同じ動作回路に対して一番の問題となる違いは、接点動作速度です。これは単純な動作回路ではほとんど気になりません。ラダー図では、コイルが入るとコイルに対する接点は同時に動作します。

リレー回路では、コイルが入っても接点は同時に動作しません。また、接点の構造上a接点とb接点の動作速度が違います。コイルが動作すると、まずb接点が外れて、a接点が入ります。ここが同時でないので注意が必要です。

他にはラダー図がプログラムということです。プログラムは、上から順番に回路を読み込んでいくため、若干の遅延が発生します。それでもリレー回路よりは高速で、見た目にはわかりませんが、高速試験などを行うときに影響していきます。

○電流遮断時の注意

流れている電流をリレーなどで切ったり入れたりしていますが、このとき注意が必要です。

あまりに大きな電流を遮断すると、遮断する瞬間火花が発生します。これはアークと呼ばれますが、リレー接点を著しく傷めます。

交流の場合、常に電圧が変化しているため電圧がピークに達したとき電流を遮断すると大きな音が出ます。逆に電圧が0Vになった瞬間に遮断すれば接点は傷めません。

このように電流遮断回数が多い場所にはSSR(ソリッドステートリレー)を使用します。半導体で構成されており、ゼロクロスといって波形が0Vになった瞬間切り入りしてくれます。

例えば、任意のタイミングでSSRをONすると、波形がちょうど0Vを横切った瞬間電流が流れだします。遮断するときも同じです。

SSRには、容量があるので確認して使用してください。高電流を開閉する回路に使用すると便利です。

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