原点復帰

設備には原点復帰という機能があります。操作盤にも原点復帰のボタンが付いていると思います。原点復帰は、設備の各動作を最初の位置に戻す作業です。

○原点復帰

原点復帰とは原点位置に返すことです。原点位置は、あらかじめ決められた設備の初期状態の位置のことです。シリンダーが出た位置が原点か。戻った位置が原点か。設備に合わせて決めていきます。

通常、原点位置は、シリンダーが戻った位置に設定することが多いものです。これも設備の設計に大きく左右されますが、加工するワークがフリーになる位置(クランプなどを解除)がべすとです。

原点復帰させるプログラム(ラダー図)は、他のユニットと接触しないように注意が必要です。接触可能性がある部分は、1工程ずつ戻していく必要があります。

○原点復帰の必要性

原点復帰がなぜ必要かというと、設備の異常を検出したり、設備に現在の位置を把握させたりするためです。

ロボットなどは、電源を切ると現在の位置を忘れてしまいます。そこで一度限界まで位置を戻して、その位置を基準位置としています。基準位置から設定座標に向かって動作するため、原点復帰は必ず必要になります。

設備も同じで一度、原点復帰を行い、各ユニットからのセンサー信号などを確認して、正常に原点に返ったか確認します。原点に戻らなければならない何らかの異常があるということです。

また、設備が異常などで中間停止(異常停止)した状態で、そのまま自動運転に入ると大変危険です。一度、原点に戻して、内部のワークを取り出してから自動運転に入れるのが正解です。安全の意味も含まれていますので、必ず原点復帰のプログラムを入れるようにしてください。

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