低圧の電気に関する基礎知識

1.電圧の区分

 電圧の種別は、労働安全衛生規則および電気事業法に基づく電気設備に関する技術標準を定める省令によって、 電圧の大きさより低圧、高圧および特別高圧の3種類に分けられる。

  • 低圧:直流750V以下・交流600V以下
    高圧:750Vを超え、7000V以下・交流600Vを超え7000V以下
    特別高圧:直流・交流7000Vを超えるもの

電気には直流と交流があり、直流は電池や直流発電機から発生する電気で、主として、電気鉄道、直流溶接機、 電気メッキ、化学工業の電気分解などに用いられる。

交流は、水力、火力、原子力などの発電所で交流発電機から発生する電気で、一般には変圧器によって特別高圧に昇圧 され、送電線を経て変電所で高圧に下げ、さらに配電線の変圧器によって低圧に変え電灯や電気機器の動力に用いられる。

比較的出力の大きい電気機器などでは、特別高圧で受電して高圧に下げ、そのまま使用されることもあるが、工場や 事業所の一般作業者の周辺の電気機器は、一般に低圧電気が用いられる。

2.感電災害の現状

 感電死亡者数を(独自に)調べた結果全体の69%が低圧電気で発生している。低圧電気による感電災害は、 毎年かなり発生し、しかも、この中には電気の知識をもっているものも含まれており、たんに電圧が低いということだけで 安易に取り扱ってはならない。 

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