搬送ユニットが動作したら、「D1000」から「D1399」データを100個単位でデータシフトすることにします。シフトさせるデータは各ユニットのデータとなります。
○各ユニットの動作条件
各ユニットの動作条件ですが、搬送ユニットが動作した後に各ユニットを動作させます。この条件も一見いいように見えますが、もし搬送ユニットが動作した後に設備を停止させた場合、動かなくなる可能性があります。
もっと単純に考え、ワーク検出している各ユニットが動作完了していない状態で、搬送ユニットが動作中ではなく、原点で待機している場合、この条件は各ユニットに設定されているデータレジスタを使用し、搬送の時にデータシフトさせます。
○データの使用例
「カバーを置く」ユニットで考えてみましょう。「D1101」を動作完了確認とします。「D1101」が「0」の場合、未動作ということでカバーを置く動作をさせます。このとき、搬送が動作してないときとワーク検出していることも条件にします。
「カバーを置く」ユニットが動作し、サイクル完了した時点で、正常完了であれば「D1101」に「1」を書きます。トラブルがあった場合などは「2」を書きます。
「D1101」の値が「1」以上であれば、動作完了となります。
各ユニットもこのような条件を付け、各ユニットが動作完了すると搬送ユニットが動作します。するとデータシフトするので、「D1101」は「0」となり、次のワークが搬送されてくれば再度動作します。