シーケンサーへ電源供給を行います。また、FXのDC電源だけでは容量が足りない場合は、電源を追加する必要があります。そのような配線方法を説明します。
○電源の入力
電源の配線は「L」と「N」の端子台に配線します。写真ではAC100Vですが、仕様によってはDC仕様もありますので注意してください。「L」と「N」の端子台にAC100Vを入れれば動作します。コンセントから電源を取る場合はここに入力します。非常停止などの機能を付けるときは、非常停止のb接点を間に入れます。安全基準にもよりますが、非常停止時はPLCに非常停止の信号を与えるのではなく、CPUそのものを落とした方が確実です。ただし、設備にもよりますので、設備に合わせた配線を行いましょう。
○電源の追加
シーケンサーにもDC24Vが出力できるようになっていますが、容量が小さく大きな負荷を駆動させると、シーケンサーが起動しなくなります。
センサー電源として使うのであれば問題ないのですが、それ以上の負荷を動作させるときはDC電源を追加します。配線はシーケンサーのAC100Vをそのまま配線します。
次にDC電源のマイナス端子とシーケンサーのCOMを接続します。グランド側を共通にしておくのです。このように接続しないと、DC電源からセンサーを駆動させたとき、入力信号がシーケンサーに入りません。シーケンサーの電源からセンサーを駆動させる場合は問題ありませんが、特に制約がなければ接続しておきます。
逆にシーケンサーの24+端子と、DC電源のプラス端子は接続しないでください。電圧は両方24Vでもぴったり同じ24Vではないからです。接続したからすぐに壊れるわけではありませんが、電源の寿命は縮まります。
また、電圧の違うDC電源でもグランド側を接続することは問題ありません。