PLCへの配線方法を説明します。配線方法とは、電源入力、センサーなどからの信号入力、ランプや動力への出力です。ここでは、PLCへの電源配線、DC電源の配線を説明します。
○使用するセンサー
PLCといっても様々な種類があります。本書では、基本的に三菱のPLCを使用します。三菱のPLCは「シーケンサー」と呼ぶため、本書でもシーケンサーと呼ぶ場合があります。三菱のPLCだけでもいろいろな種類があるため、今回は、初級編ということで、FXシリーズを使います。
○FXシリーズの簡単な説明
FXシリーズ安価版のシーケンサーです。しかし、最近のシーケンサーは安価版でも十分な性能があります。初級者には物足りないことはないと思います。
左の写真はFX3G-40Mシリーズでは、標準端子台も付いていて、最低限必要な入出力も付いているので、簡単な接続であれば問題ありません。
逆にQシリーズなどは入出力ユニットなども自分で選定して、自分が使いたい機器をPLCを製作する必要があります。パソコンでいう自作パソコンと同じで、自分で選定する必要があります。
○通信ポートとRUN設定
パソコンと接続するポートがあります。この丸いコネクタとパソコンを接続して、パソコンからプログラムを書き込んだりします。その上にあるスイッチを上に倒すと「RUN」で下に倒すと「STOP」です。プログラムはRUN状態で実行されます。STOP状態では動きません。つまり書き込んだプログラムを実行するには「RUN」にする必要があります。